塗装ダメージの少ない「へこみ」に

デントリペアとは

車の製造工程でできてしまった小さなへこみ修理から始まり、今ではツールや技術も発達し、「塗装ダメージの少ないへこみ」であればデントリペアで修復する選択肢が増えてきました。 専用ツールでへこみの裏を揉み出しながら修復していきます。

デントリペアの原理

へこみ修理の方法・原理

国際基準のペイントレスデントリペア

従来のデントリペア工法に「絞り」技術を組み込んだ新しい工法です。 絞り技術を組込むことによってパネルの延びが大きいヘコミ、プレスライン、アールコーナー部分のへこみにも対応できるようになりました。

へこみが深くパネルの延び伸びが多い場合では揉み出し上げるだけでは表面が凸凹になってしまいます。パネルを縮める「絞る」技術を組み合わせて行うペイントレスデントリペア技術が必要になります。従来のデントリペアでは不可とされていたものや、完成度においても限りなく元の状態への修復が可能となったことが特徴です。

デントリペアと板金塗装との作業の違い

デントリペアは塗装を活かした「へこみ」のみの修復

ツールには、長さ、太さ、先端の形状、角度がついているものなど何種類もあり状況によって使い分けていきます。自動車には所々隙間がありますので、その隙間を利用してツールを入れていきます。部品の取付穴を利用することもあります。

自動車の構造上、どうしてもツールが入らない場所もあります。そんな所は引っ張って(プーリング)直していきます。

  • ガラスを下げて行うデントリペア作業
  • トリムを取外して行うデントリペア作業
  • ピラーのデントリペア作業・プーリング

「デントリペア」は、塗装を活かしたまま行う条件があるので板金塗装と比べると修復可能範囲は限られてしまいますがお車の状態、価値を落とさず常に維持できる修復であることです。

「板金塗装」は塗装を前提としたへこみの修復

板金塗装は塗装を前提とした修復です。へこみ周りの塗装を剥がし、パネルに金具を溶接して引っ張ったり、ハンマーで叩いたりと様々な方法で、へこみを修復し整えていきます。ある程度整えたところでパテを塗り成型し塗装に入ります。紫外線や雨、また経年劣化によって塗装面は本来の色味や艶がどうしても失われていきますのでお車のボデー色と合うように塗料を調合して塗装を行う流れです。

※大きなダメージを直したい場合に適しています。丁寧な下処理、塗装を行うことで純正パーツに近い質感を再現させます。しかし、自動車メーカーが行う下処理と塗装と、整備工場で行う下処理と塗装とでは技術や塗料の質に差がでてしまうため、年数がたつと純正品との違いが徐々に出てきてしまうと考えられています。

デントリペアで直すことによって

限りなく元の状態へ、へこみができる前の状態に

  • 状態のよいキズのないへこみであれば限りなく元の状態に修復ができます。
  • 無塗装修理なので塗装の色味や艶が変化することはなくお車の状態、価値がいつまでも維持されます。
  • 無塗装修理なので短時間で即日修理、塗装を行わない為コストを抑えることができます。
  • 塗料による有機溶剤やパテ等の粉塵が出ませんので、自然環境に優しい。

※塗装ダメージの少ないへこみに最適な修理方法です。キズが残る場合でもボディーラインを整えることで目立たなくさせます。

デントリペアでは難しいところもあります

へこみの場所やパネルの過大な伸び

  • お車の構造によっては、修理ができない又は直せないへこみがあります。
  • パネルが物理的限界以上に延びたへこみは修復が難しい部分があります。
  • 走行中にぶつけてできたへこみは修復が難しい部分があります。
  • キズがあるへこみは、そのキズの度合により残ることがりますまた、残すこともあります。

※難しい部分はありますが、まずはお問合せくだい。