ラインボードを使った確認作業

ラインボードとは

ラインボード

ラインボードとは等間隔に基準となる線を書き入れたボードです。このボードをへこみに映し込み施工前の確認から施工後の最終確認まで行っていきます。

ラインボードによる確認はこのように(施工前)

ラインボードをこのように置いてへこみの大きさ、それに伴った歪みを確認していきます。

へこみのない状態であれば基準線はキレイに映り込みますが、へこみ部分があると凹凸がありますので映り込んだ基準線は乱れます。へこんでいる(低い)部分は太く、盛り上がっている(高い)部分は細く映ります。わずかな高低差もラインボードでは確認することができます。

ラインボードによる確認はこのように(施工後)

ラインが揃うよう高低差を確認しながら修復していきます。

ラインボードならどこのへこみも容易に確認できます

へこみがいくつかあると入庫した車両です。 全体を通して、へこみの確認が容易に行えます。

知らないうちにできたへこみがあるときは他にもへこみ、それに伴う歪みがある場合があります。はっきりわかるへこみに気を取られ気付かなかったということもありますので、ラインボードで全体を確認しています。

ラインボードと景色とでの確認方法による精度の差

景色を映し込んでの確認では遠近によるぼやけ、又は見方、明暗によって確認が難しい部分があります。平面なラインボードを映し込む事によってへこみ、歪みなどをはっきりと確認することができます。どの場所でもどの角度から見ても容易に確認ができることがラインボードの特徴です。